広島・上本、合格打!九回2死から誠也に続き猛追呼んだ!守備&走塁の人が打力アップ

 「練習試合、広島3-4中日」(20日、マツダスタジアム)

 広島の土壇場での逆転劇はならなかった。それでも攻める姿勢を貫き、あと一歩のところまで迫った。ナインは諦めない姿勢を体現。佐々岡監督は「そういう野球をやってきている。何点差あろうと、最後の最後までという意識がある」と力を込めた。

 1-4の九回2死からつながった。鈴木誠が左前打を放つと上本も左前へ運んだ。会沢の右前適時打で2点差だ。堂林が遊ゴロで一塁へ全力疾走。これが京田の悪送球を誘い点差は1点に縮まった。

 最後は、高橋大が空振り三振に倒れて試合は終わったが、粘りの攻撃が光った。

 首脳陣が手応えを感じとったのが上本の打席だ。今春は打撃練習にも注力させた。その狙いを朝山打撃コーチが説明する。

 「昨季までは途中から守備に出た選手に打席がまわって来ると、代打を使わなければいけなかった。でも打力がつけば使わなくて済む。そういう選手の打力強化がキャンプのテーマだった。上本はオープン戦から良い状態。合格点をあげたい」

 これまで守備や走塁に長所があった選手に打力が加われば、選手起用の幅は広がる。上本も「打たないと試合に出られない」と力を込めた。昨季までとひと味違う「逆転の広島」が今年は見られそうだ。

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