岡田 復肩の秋だ!佐々岡カープで巻き返す2回0封最速151キロ

 「フェニックス・リーグ、広島3-3楽天」(7日、日南市天福球場)

 広島・岡田明丈投手(25)が7日、日南市の天福球場で行われた「みやざきフェニックス・リーグ」の楽天との開幕戦で2回2安打無失点と好投した。八回から登板し、テーマとしている直球は最速151キロをマーク。今季はプロ4年目で初めて0勝に終わった右腕。佐々岡カープでの復活へ、大きな一歩をしるした。

 佐々岡新監督が広島で就任会見を行ったこの日、岡田が宮崎の地で収穫を手にした。「今は直球を磨こうと思っている。(腕を)振った中で、勝負していく」というテーマの中、約8割を直球で楽天打線を封じた。最速は151キロ。「手応えはすごくあった」とうなずいた。

 八回からマウンドに上がると、四球と安打で2死一、二塁となるも得点を与えず。九回も先頭に左前打を許したが、後続を断ち2回2安打1四球無失点だった。「少しずつ良くなってきているから、実戦で投げさせようと」(水本2軍監督)とフェニックス・リーグではチーム最年長参加。今後へつながる38球だった。

 今季は開幕ローテに入ったが、4月中旬に降格。8月に再昇格も、1試合に中継ぎ登板したのみで降格していた。3試合で0勝2敗、防御率14・14、プロ入り初の未勝利に終わった。制球力向上を優先的に行った時期もあったシーズン。「1軍で投げてこそだと思うけど、いろんなことを勉強できた」と前向きに話した。

 来季佐々岡新体制での復活へ、階段を上る右腕。「まずは自分のアピールポイントの真っすぐをしっかりやる。やれることを来季に向けてやっていこうと思います」と力を込めた。17年には12勝を挙げた背番号17が、価値ある秋とする。

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