床田 CS進出信じて30日紅白戦先発「横浜に行く」
広島・床田寛樹投手(24)が29日、ポストシーズン自身初先発へ、最後の実戦形式で結果を出す決意を口にした。30日に行われる紅白戦に先発予定。マツダスタジアムでの全体練習に参加し、CSに進出した場合はチームの勝利に貢献すべく調整を行った。
レギュラーシーズン最終戦から一日の休養日を挟み、床田はCS進出を信じて本拠地で汗を流した。「(ファーストSが行われる)横浜に行くという気持ちは作っている」。30日に阪神が引き分けか負ければ決まるAクラス。その先のCSで自身初先発が見込まれる左腕は、30日の紅白戦で“本番”へつなげる投球を示す。
「抑えたいし、弾みになれば。いい打者が多いので。(CSの先発に)入りたい」
紅白戦では大瀬良とともに先発し、3~4イニングに登板予定。臨戦態勢をきっちり整え、短期決戦に臨みたい。今季右打者の被打率は・238だったが、左打者は・264。「投げ切るところで投げ切らないと」と課題も消化していく考えだ。
今季は24試合に先発し7勝6敗、防御率2・96。チームのラスト2試合ではブルペン待機もし、最終戦の27日・中日戦ではプロ初の中継ぎ登板を経験。救援陣の準備の大変さを学び、先発として「長いイニングを投げたい」という思いも高まった。
佐々岡投手コーチは30日の両先発について「短いイニングで。いい形でCSに?そうだね」と話した。今季台頭してきた若き左腕。CSでも相手打者をねじ伏せるため、心と体を整えていく。



