ジョンソン 20イニングぶり失点が決勝点献上「この2カ月が重要」
「広島0-4DeNA」(7日、マツダスタジアム)
痛恨の打球が、右中間へ飛んだ。広島・ジョンソンが、三回2死から宮崎に中前打を許すと、続くソトにはフルカウントとなったところで投じた、自ら「ミステークピッチ」と振り返った浮いたカーブを捉えられた。
打球は右中間スタンドへの先制29号2ランとなった。ジョンソンにとっては先月17日、同カードの四回以来、20イニングぶりとなる失点。これが、決勝点となってしまった。
五回には無死から3連打で満塁とされ、ロペスの左犠飛でさらに1点を加えられた。
責められない。過去2度の登板は、完封を含む無失点ピッチングで連勝している。この日も「状態は悪くなかった」としっかり調整した中、一発を打たれ、追加点も許したが、例えば五回はその1点のみ。粘れるところは粘ってみせた。
ジョンソンの粘り、相手打線の粘りの攻防により5回で107球。味方打線は無得点。その裏の代打交代もやむを得ないところだ。
勝負どころは、まだ先にある。そこまで食らいつくか、抜け出すかしていれば4連覇は近づく。そのために不可欠な左腕。8月、9月。「この2カ月が、重要になる」。そこをどうすべきか、ジョンソンは十分に分かっている。