ジョンソン「プラン通りだ」7回4安打0封 チーム泥沼も前向く
「中日2-1広島」(10日、ナゴヤドーム)
広島はジョンソンが逆境に奮い立った。7回4安打無失点。7勝目こそ手にできなかったが、「調子は良かった。すべてプラン通りだ。七回を抑えたのが大きかった。最悪1失点と思っていたが、自分のボールを投げられた」と納得顔で振り返った。
真骨頂は1点リードの七回だ。1死三塁のピンチで中日の代打攻勢を封じ込めた。代打井領を投ゴロ、さらに代打アルモンテも遊ゴロに打ち取り、激しくグラブをたたいた。
バットでも連敗阻止へ執念を示した。六回1死三塁。ロメロのカットボールを一塁に転がし、ビシエドの野選を誘った。これが貴重な先制点となった。
前回4日ヤクルト戦はイライラが顔を出し、3回5失点でKO。1週間で本来の姿を取り戻した。佐々岡投手コーチも「気持ちがしっかりしていれば、こういうピッチングができる」と評価した。
ただチームは悔しい逆転負け。ジョンソンは「(連敗を)止めようと思って球場に来た。うまくかみ合わないことが続いているが、踏ん張るしかない」と懸命に前を向いた。