山口、誠也&長野で腕試し 初の1軍Cスタート「最後まで生き残りたい」

 広島の14選手が24日、先乗り自主トレ(25日~・天福)参加のため、宮崎県日南市内の宿舎に到着した。昨季1軍登板がなかったプロ2年目の山口翔投手(19)は初の春季キャンプ1軍スタートで、鈴木や新加入の長野と対戦することを熱望。先輩からあらゆる面で学びつつ、アピールを重ねて1軍生き残りを目指す決意を示した。

 緊張や高揚感が入り交じった。日南に移動した山口は、プロ2年目で初の春季キャンプ1軍スタートに「野球モード。いよいよ始まるという気持ちです。最後まで生き残りたい」とまずは目の前に全力を注ぎ、その先に開幕1軍を見据える。

 1年目は2軍で体力強化などに励む一方、秋季キャンプでアピールし、春の1軍スタートをゲット。今オフはウエートトレや、昨秋から取り組むワインドアップの向上に力を注ぎ「あと1週間で仕上げて、初日から元気良く全力でいけるように」と意気込んだ。

 キャンプ中はシート打撃や紅白戦で味方と対戦することもある。特に鈴木や長野とのマッチアップを熱望。「緊張すると思うけどマウンドに上がったら強気でいきたい。こういう球は打ちづらいとか、自分の球がどうか聞きたい」と貪欲に先輩打者から成長のエキスを吸収する考えだ。

 また長野には「人柄がいいと記事でも見る。そういう真摯(しんし)な先輩になりたい。見て学んで聞けたら聞きたい」。球界でも随一の“いい人”として名高い背番号5をお手本に、人間力も磨いていく。

 飛躍を遂げるための試金石となる春季キャンプ。「実績もないので他の選手よりも光るところを見せたい。結果にこだわってやりたい」。目指すべき道を着実に歩んでいく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス