野村“2悲弾” 五回途中3失点降板「先に点を与えているし、悔しい」

 「日本シリーズ・第4戦、ソフトバンク4-1広島」(31日、ヤフオクドーム)

 腰に手を当てたまま表情をゆがめた。警戒していた一発に屈するKO。「先に点を与えているし、悔しい。勝たないといけない戦いなので…」。敗戦投手となった広島の先発・野村が責任を背負った。

 長打力に細心の注意を払っていたが、理想とは真逆の結果となった。三回2死一塁は上林に真ん中のスライダーを捉えられ、右翼席中段へ先制2ランを許した。1点差に迫った後の四回2死は、デスパイネに内角シュートを狙われ、左翼席中段にソロを浴びた。

 ともに2死からの被弾。リズムに乗り切れず、4回1/3を5安打3失点でマウンドを降りた。

 日本シリーズは2試合に登板した16年以来2度目の出場だった。第2戦では日本ハムを相手にシリーズ初登板初先発で初勝利。いいイメージを持って臨んだが、流れを引き戻せなかった。

 勝敗がもつれれば、もう一度登板する可能性はある。「変わらずに準備をしたい」。チームメートを信じて、リベンジの機会を待つ。

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