九里 リーグV決定日に続き…また制覇星 レオでもタカでもかかってコイ

 「セCSファイナルS・第3戦、広島5-1巨人」(19日、マツダスタジアム)

 決して満足のできる投球ではなかった。六回途中でマウンドを降りた広島・九里亜蓮投手は「自分が打たれてランナーを残してしまった。岡田に感謝です」と唇を結ぶ。それでも勝てば日本シリーズ進出が決まる大一番で、先発の責任を果たす5回2/3を3安打1失点だ。

 六回1死まで無安打無失点投球。球威、制球とも安定感があった。初回は坂本勇、田中俊を2者連続三振に打ち取るなど3人斬り。安部の失策で無死二塁となった二回も後続を打ち取り、流れを手放さなかった。

 第3戦の先発に抜てきされた。リーグ優勝を決めた9月26日のヤクルト戦で8回2安打無失点と好投したのが決め手になった。負ければ終わりの短期決戦。状態の良さが緒方監督の心を動かした。指揮官は「素晴らしいピッチングをしてくれた」と賛辞を贈った。

 チーム一丸が強さの源。第1戦は大瀬良が、第2戦はジョンソンが白星に導く快投を演じた。「すごく刺激を受けた」と九里。特に大瀬良は13年度ドラフトの同期入団。負けられない思いがあった。

 2年ぶりに出場する日本シリーズでも先発を任される可能性がある。「行けと言われたところで投げるだけ。失投があったりしたので、反省して次に臨みたい」。日本一を目指す戦いに早くも闘志を燃やした。

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