九里、3日に虎刈りでCSへ弾みつける!ローテ入り決定的
広島・九里亜蓮投手(27)が1日、マツダスタジアムで投手練習に参加した。前回9月26日・ヤクルト戦(マツダ)では8回2安打無失点の熱投で27年ぶりの本拠地Vに導いた。自身初のCSローテ入りも決定的。レギュラーシーズン最終登板を白星で飾り、ポストシーズンへ弾みを付ける。
台風一過で晴れ渡った空の下、爽やかな汗を流した。キャッチボール、ショートダッシュ…。すべての練習メニューを終えると「ゾーンの中で勝負できるように、1つ1つのアウトを取れるように、自分のピッチングをしたい」。端正なマスクを引き締め、いつものフレーズを口にした。
プロ5年目の今季は先発ローテを守り、連敗ストッパーとして存在感を高めた。大一番でも勝負強さを発揮。リーグ3連覇を決めた9月26日・ヤクルト戦は8回2安打無失点。プロ初完封こそお預けとなったが「ある程度、意図するボールを投げられた」。27年ぶり本拠地Vを呼び込み、ビールかけでは緒方監督から美酒を浴びた。
「自分で判断することではない」と謙遜するものの、大舞台に強いイメージが定着しつつある。次の大一番はCSファイナルSだ。大瀬良、ジョンソン、野村に続いてCSローテを任されることは決定的。「行けと言われたところで自分の仕事を果たせるようにするだけ」と自然体でポストシーズンへ向かう。
自身のシーズン最終登板は3日・阪神戦(マツダ)。「しっかり自分の持てる力を出せるように準備して臨むだけです」。9・26の熱投再現へ、虎狩りから弾みを付ける。





