松山Vスパート 打撃好調!メッセ撃ちで最短11日へ弾み

 広島・松山竜平外野手(32)が4日の阪神戦(マツダ)で、相手先発・メッセンジャー撃ち、3連覇に向けての加速を誓った。丸、鈴木に続く5番での先発が多く、昨年は8月下旬の鈴木の故障離脱後チームを支えた鯉のアンパンマン。今年も終盤戦で勝利への一打を重ね、優勝マジック「13」を一気に減らしていく。

 球団史上初の3連覇へ一直線にひた走る赤ヘル軍団。優勝マジック「13」、6連勝からさらなる加速へ-。丸のM、鈴木のSに、もう一つのM、松山が加われば、無敵のクリーンアップだ。

 松山は真っすぐに前を見つめ、自らを奮い立たせるように意気込みを口にした。

 「頼もしい3、4番がいる。僕らがあとはどれだけできるか」

 4日からは今月初めての本拠地で阪神3連戦。初戦のメッセンジャーに対し、松山は今季3打数無安打2四球だが、阪神戦は打率・311、1本塁打、10打点と悪いイメージはない。

 「どんな投手でも一緒。自分のタイミングで打てる球を打つ」と泰然と構える。しかも最近5試合、10打数5安打で打率・500と安定感を示している。

 終盤戦男としての期待も掛かる。昨年は8月下旬に若き主砲・鈴木が故障で離脱。その後は4番にも座るなど打率・368、5本塁打、23打点と連覇への支えとなった。

 9、10月のセ・リーグ野手部門で月間MVPにも輝いており、シーズン佳境での勝負強さを示していた。「9月だからという意識はないけど、大事な試合が多い。何とかチームの力になれるようにしたい」。今季もこのまま仕事を果たしていく決意だ。

 優勝へ進んでいるチームの強み、勢いも感じている。「去年よりもいけるという感触がある。でも気は抜けない。ビシッとするのが(チームの)いいところ。劣勢になっても取り返せる雰囲気がある」。そう話すように、どんな展開でも最後には勝ちきる試合が目立つ今季。全員が気を緩めることなく戦い続け、一つ一つ白星を重ねている。

 着々と足取りを進めるVロード。最短優勝は11日で、刻一刻とXデーは近づいている。背番号44のバットが火を噴かせることでMSMの破壊力は倍増。一気に駆け抜け、ゴールテープを切る。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス