鈴木誠也 技ありの8号ソロ!8戦ぶりマルチ安打で打率3割復帰

 「交流戦、ソフトバンク6-2広島」(16日、ヤフオクドーム)

 確かな手応えがあった。ゆっくりとダイヤモンドを回ると、広島・鈴木は三塁手前で白い歯をこぼした。バンデンハークの内角球を、うまく肘を畳んで左中間席へ放り込んだ。「良い反応で打つことができました」。技ありの8号ソロだ。

 三回2死。カウント1-1からの3球目を捉えた。1点を奪って迎えた初回無死二、三塁では空振り三振に倒れた。それでも「(打席での)入り方は悪くなかったので、そのままいけるかなと思った」と、脳裏にあった良いイメージを次の打席でぶつけた。

 チームとしての対策が功を奏したとも言える。この日の捕手は前日15日と同じ甲斐ではなく、市川だった。右打者に対しては積極的に内角へ配球するとのデータがあった。迎打撃コーチは「そういうのを加味して、一振りで仕留めてくれた」と称えた。

 八回には加治屋から右前打を放ち、8試合ぶりの複数安打を記録。打率を3割台に乗せ、・301になった。

 「(気持ちを)切り替えて、あしたやっていきたい」。鈴木は前を向いた。チームは3年ぶりの5連敗を喫するとともに、交流戦の負け越しも決まった。残り2試合。まずは福岡ラストゲームで勝負強さを発揮して、負の流れを断ち切る。

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