バティスタ 適時打で存在感示す 確実性アピール
「広島春季キャンプ」(7日、日南)
広島のサビエル・バティスタ外野手(26)が7日、シート打撃で存在感を示した。1死二塁の設定で高橋樹と対戦。追い込まれた状況からカーブを拾い左前適時打を放った。長打だけではなく確実性もアピールだ。
「良い感じで打つことができた。迎コーチから『変化球は前で打て』と言われている。それができたよ」。2ボール2ストライクからの6球目。直球一辺倒から一転して投じられた遅球に、素直に反応した打撃内容だった。
課題とする変化球への対応力を昨秋から磨いてきた。打撃投手にそれだけを投げさせることもあった。「日々の積み重ね。根気強くやってきた」と迎打撃コーチ。上昇カーブを描く成長曲線に目尻を下げた。
長打力に加えシュアな打撃が身につけば、チームにもより貢献できる。ドミニカンは「点が入ればチームが勝つ。優勝したいし、一生懸命やっていきたい」と前を向く。飽くなき向上心が頼もしい。