中田“けんか投法”飛躍へ内角ガンガン突く「当ててもいいくらいの気持ちで」

 広島の中田廉投手(27)が21日、“けんか投法”で打者を打ち取ると明かした。昨季は右、左打者を問わず外角一辺倒だったが、今季は内角への投球を増やしていく構え。「当ててもいいくらいの気持ちを持って」攻めの投球を貫く。この日は所用でマツダスタジアムを訪れた。

 今季の活躍のキーポイントを、中田は昨季の投球から導き出した。必要なのは内角への投球。「まだ僕の実力ではアウトコースだけでは抑えられない。勝負なので内角をガンガン突きたい。当ててもいいくらいの気持ちで」と言いきった。

 53試合に登板し2勝4敗13ホールドで防御率2・70を残した昨季は、主に得点圏に走者を置いた場面で起用された。内角への投球は、失投が長打につながるリスクがある。大事な終盤だからこそ安全策をとり、外角への配球が多かった。

 「踏み込まれるようにもなっていた。投球の幅を広げるためにも、そこに投げないと」。20日まで沖縄でドジャース・前田らと行っていた自主トレでも内角球の重要性を説かれ、背中を押された。

 2月1日から春季キャンプが始まる。フリー打撃などではリーグ屈指の破壊力を誇る打者陣と対戦するだけに「投げ終わった後に、いろいろ聞いていきたい」。打者目線の意見を参考にして、成長の糧とする構えだ。

 沖縄では順調に調整ペースを上げ、ブルペンにも6度入った。右、左打者の内角を想定した投球も、もちろん行った。「続けて結果を出していかないといけない」。打者の懐を攻めきる技術と精神力をさらに高め、飛躍する。

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