松山4番の仕事!先制アンパ~ンチ 狙い通りの初球で天敵ライアン撃ち
「ヤクルト1-3広島」(2日、神宮球場)
強烈な先制パンチをお見舞いした。2試合連続で4番に座った広島・松山竜平外野手(31)が、ひと振りで敵地の左半分を真っ赤に染めた鯉党を沸かせた。
「積極性が持ち味なので、初球からいこうと思っていた」
初回、1死一、二塁で打席が回ってきた。小川の投じた初球、内角低めの難しい球だったが松山にとっては絶好球。完璧に捉えた打球は弾丸ライナーで右中間を破る2点二塁打。好機を逃さず、先制点を奪い取った。
この試合まで今季チームは小川に対戦防御率2・70に抑えられ、松山自身も11打数3安打と苦手としていた。「相性がよくないので、何とか打ってやると思って打席に入ってた」と強気で臨み、2安打をマークした。
主砲としての役割も十分に果たしている。鈴木が不在の中で主に4番を任され、これで17打数8安打、打率・470。緒方監督も「昨日、今日といい打撃をしてくれたね。得点圏でよく打ってくれた」と頼もしさを感じている。
9月に入って2連勝とチームは再び勢いを取り戻しつつある。「状態はいいと思っている。この状態を崩すことなくしっかり打って貢献していきたい」と松山。赤いアンパンマンが快音を響かせ続け、ファンに幸せを運ぶ。