誠也22号 4戦ぶりの一発「しっかり捉えることができた」

 「DeNA13-3広島」(4日、横浜スタジアム)

 ハマの夜空に高々と舞い上がった打球が、真っ赤に染まった左翼スタンドに飛び込んだ。初回に広島・鈴木が4試合ぶりとなる22号2ラン。DeNA先発の左腕・石田に鮮やかな先制パンチを浴びせた。

 先頭・田中が中前打で出塁すると、菊池が左中間二塁打で続き、田中が先制のホームを踏んだ。丸は見逃し三振に倒れたが、なおも1死二塁の好機。打席に入った鈴木は初球、130キロのスライダーを完璧に打ち返した。

 「自分のスイングでしっかり捉えることができた」。プロ初先発の高橋樹を援護する一発となったが、この夜はその後が続かなかった。逆転された直後の三回は投ゴロ併殺打に倒れ、六回の第3打席は一飛。バットを地面にたたきつけて悔しがった。最終打席も3番手の三嶋の前に見逃し三振に倒れた。

 7月11日の対戦に続き、またしても石田に白星を献上。通算でも0勝4敗となり“鯉の天敵”になりつつある。「こういう(大敗の)試合になってしまったのは自分の責任。明日から切り替えてやるしかない」と緒方監督。凡打を重ねた2打席目以降について「こんな日もありますよ」と短く答えた鈴木だが、悔しさは隠しきれなかった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス