阪神 首位広島にワーストタイの11差 2日に阪神、DeNAが負ければ広島にM36点灯

9回、守備妨害の判定に猛抗議する金本監督(中央)
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 「広島4-3阪神」(1日、マツダスタジアム)

 阪神が首位・広島に敗れ、ゲーム差は今季ワーストタイの11に広がった。3位・DeNAは中日との試合が中止となり、差は1ゲームに縮まった。

 試合は序盤から劣勢だった。初回、先発の岩貞が先頭・田中の四球から崩れ、2安打2四球で3失点。制球が定まらず、いきなり大きなビハインドを背負った。以降は立ち直ったかに見えたが、四回には1死一、三塁で会沢に左前適時打を献上。痛恨の1点を失った。

 4回4安打4失点で、8敗目(4勝)に「走者をためたところを、痛打されてしまいました。勝負どころの粘りが足りなかったと思います」と肩を落とした。登板前の時点で今季、広島戦は3度の先発で0勝2敗、防御率10・50の成績。昨季も6試合の登板で0勝4敗など、この日も含めて通算14試合の登板で0勝、9連敗となった。

 打線は福留が5試合、西岡が6試合ぶりにスタメン復帰。現状のベストオーダーで臨んだ。五回、無死一、二塁を作ると、西岡も中前打でつなぎ、満塁。上本の右犠飛、福留の左前適時打で2点を返した。さらに七回には再び上本が、自身初のランニングホームランを記録。接戦に持ち込んだが、あと1本がでなかった。

 粘りは見せたものの、1点差の惜敗。2日の広島戦で阪神が敗れ、同日にDeNAが中日に負ければ、広島にマジックナンバー36が点灯する。

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