菊池が“浩二超え”宣言!ゴールデンG賞「あと7回取らないと」

 広島・菊池涼介内野手(26)が29日、都内で行われた「第45回三井ゴールデングラブ賞」の授賞式に参加。両リーグ最多の257票を集め、二塁手部門で4年連続4度目の栄誉を手にした名手は、OBの山本浩二が記録したリーグ最多タイの10度を突破することを宣言。“ミスター赤ヘル”超えを目指す。

 4度目となる“名手の証し”を受け取った。二塁手部門で4年連続4度目の受賞。ダントツで両リーグ最多得票を獲得した菊池が、2013年の初受賞時に誓った“ミスター赤ヘル”超えに、また一歩近づいた。

 「よかったです。(タイ記録まで)あと6回。(山本)浩二さんを抜くということなんで、あと7回取らないといけない」と力強く宣言した。

 広い守備範囲と超人的な運動神経で、チームのピンチを何度も救った。今季の失策はわずか4個。二塁手として両リーグ最高の守備率・995を誇り、25年ぶりのリーグ制覇に大きく貢献した。

 昨年は、両膝のけがを抱えながら全試合に出場したが、納得のプレーができなかった。巻き返しを期した今季。「故障も少なくて、今年は何が何でもというか、元気よく1年間できてよかった」と振り返った。

 強いこだわりを持つ補殺記録。今季は525補殺で、14年の535、13年の528に次いで、二塁手の歴代補殺上位3傑を独占した。「1、2、3いったので、4まで5までいけるように追求してやっていきたい」と意欲を見せた。

 「(記録更新は)細かいところを突き詰めていくことが大事。勘というのもあるし、併殺を取れるところで取れなかったりとか。失策ゼロに近くと言っている中で、四つエラーをしている」。高い守備率を誇りながらも、来季に向けて課題を口にした。

 天然芝と黒土のマツダを本拠地としながら、安定した守備を見せ続ける。「人工芝はそこまでイレギュラーもなく安心して守れるが、マツダや甲子園は土。体のコンディションもありますけど、イレギュラーにも反応しないといけない。数多くノックを受けるしかないので、練習あるのみ」と言い切った。

 リーグ連覇、日本一へ期待がかかる来季。新たな成長を遂げる背番号33が、職人技でチームを支え続ける。

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