鈴木誠也、初代表で初安打「積極的に行けた」

 「侍ジャパン強化試合、日本3-7メキシコ」(10日、東京ドーム)

 野球日本代表「侍ジャパン」に選出された鈴木誠也外野手(22)=広島=が、「8番・右翼」でスタメンデビュー。代表初安打を記録するなど、攻守で見せ場をつくった。

 中飛、三ゴロ、投ゴロと3打席凡退していたが、八回の第4打席だった。2点ビハインドの展開で、2死一塁で打席に。カウント2ボール1ストライクから4球目、真ん中低めの直球をフルスイングした。打球が中前に抜けると、強烈な打球を中堅手が捕球ミス。体に当たってボールが転々とする間に、一走・松田が一気に生還した。

 「1打席目に入るまで緊張しましたが、バットに当たってホッとした。積極的に行けたので僕自身はよかったですが、チームが負けてしまったので悔しいですね」

 守備でも八回、正面を突く、低いライナー性の打球に素早く反応。スライディングキャッチで、マウンドの大瀬良を助けた。4度の守備機会を無難にこなし、打席でも右左の変則投手と対戦。フル出場で存在感を見せた。「球が汚いというか、直球だと思って振っても少し外れてしまう。追い込まれたら厳しいので、思い切って積極的に勝負しようと思った」と、持ち前の積極性で結果を残した。

 今シーズン「神ってる」活躍で、一気にブレークした22歳。来年3月のWBC本戦に向けて、残り3試合で猛アピールを続ける。「1打席目から自分のスイングができたのはよかった。変わらず積極的に勝負を仕掛けていきたい」と、次戦に向けて気を引き締めた。

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