メジャー侍4人招集へ マエケン、マー君、上原、青木 最強軍団で世界一奪還だ

 野球日本代表「侍ジャパン」が、来年3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて、日本人メジャーリーガー4人を招集することが9日、分かった。新たに侍ジャパンが招集するのはヤンキース・田中将大投手(28)、レッドソックスからFAとなった上原浩治投手(41)、ドジャース・前田健太投手(28)、アストロズ・青木宣親外野手(34)。最終的な所属球団との交渉が順調に運べば、世界一奪還へ強大な戦力となる。

 来春のWBC本戦に向けて強化試合へ臨む侍たち。大谷、筒香、中田ら日本球界を代表する面々に、海の向こうで数々の経験を積んだ兵(つわもの)を加えれば、世界一奪還への道をハッキリと視界に捉えることができる。

 小久保監督は「(8月に)渡米して、そのメンバーの中で(世界で)戦っている選手がチームには必要だと感じた」と、日本人メジャーリーガーの必要性を語っていた。そして、指揮官が選んだメンバーは侍の課題を埋めるとともに「(日本の)一番の強みは投手力。投手を中心とした守りの野球というのは変わらず続けていく」という理想の野球を体現する者たちだ。

 大谷、菅野、武田、藤浪といったメンバーをそろえる先発投手陣。ここに代表経験があり、メジャーで実績を残しているヤンキース・田中、ドジャース・前田が加われば、安定感がさらに増す。さらに昨秋の国際大会「プレミア12」からの懸案である抑えには、06年WBCや04年アテネ五輪、08年北京五輪にも出場し、レッドソックスの守護神としてワールドシリーズ制覇にも貢献した百戦錬磨の上原を招集する考えだ。

 そしてソフトバンク・柳田や中日・平田ら故障による辞退者が多い外野手の強化に、06、09年WBCで連続世界一を経験している青木を選んだ。

 現在はFAとなっている上原や、所属球団の承諾を得られるかがオフの状態次第となる田中、前田など招集へのハードルはある。だが「希望する選手を招集するべく、所属球団との交渉を行っているところです」とNPB関係者。最強の侍軍団結成へ全力を傾ける。

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