1、2、3番同級生トリオ“タナキクマル”で流れガッチリ!七回に貴重なダメ押し

 「日本シリーズ・第1戦、広島5-1日本ハム」(22日、マツダスタジアム)

 “タナ・キク・マル”の広島同級生トリオで追加点を奪った。真っ赤に染まったスタンドから沸き起こる割れんばかりの大歓声。最後を締めたのはリーダー丸の一振りだ。

 1点を返された直後の七回。大谷の降板後、代わった石井を攻め立てた。まずはCSでMVPを獲得した先頭の田中が右中間への二塁打で出塁。続く菊池が、きっちり犠打を決め、1死三塁の好機を演出した。

 「いい形でつないでくれたので、前に飛ばそうと思っていた」と丸。石井の投じた内角への138キロの直球に反応した。体を鋭く回転させ、右前に運んだ。三塁から田中が、4点目となる本塁を駆け抜けた。

 緒方監督も絶対的な信頼を置く上位打線が期待に応え、この回2点を追加して突き放した。本拠地で迎えた大事な初戦を取った。「いままで通りみんな集中してできている」と丸。この勢いのまま突っ走る。

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