黒田、第3戦が現役最終登板の可能性も「何も変える必要はない」

 日本シリーズを最後に現役引退を表明した広島・黒田博樹投手(41)が23日、先発が濃厚な第3戦(25日、札幌ドーム)に向けて平常心を強調した。その試合が現役最後の登板になる可能性があるが、「何も変える必要はない」と力を込めた。

 ユニホームを脱ぐカウントダウンが進む。それでも右腕は泰然自若だ。広島復帰を決めた直後から言い続けてきたのは「常に最後のつもりでマウンドに上がってきた」。登板日ごとの契約を持ちかけたことがあるほどだ。たとえ最後の試合であったとしても、死力を尽くして右腕を振ることに変わりはない。

 初戦は5-1で勝利したものの1番・西川、2番・中島を筆頭に粘り強い攻撃に投手陣は苦しんだ。日本ハム打線の印象を「1人1人、タイプが違う選手がいる。バランスがいい」と言った。スコアラーが分析したデータをきっちりと頭に入れ、決戦に臨む。

 札幌ドームでの登板は05年6月14日以来、実に11年ぶりとなる。北の大地ですべてを出し切るつもりだ。「毎試合、死に物狂いでマウンドに上がってきた。個人的なことよりも粘り強く投げて、試合を作りたい」。マウンドに上がるのはチームの勝利のため。プロ20年目。今も昔も、その思いは不変だ。

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