広島V 黒田、新井が涙の胴上げ 優勝導いた2人のベテラン

抱き合って涙を流す新井(右)と黒田(撮影・吉澤敬太)
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 「巨人4-6広島」(10日、東京ドーム)

 優勝へのマジックを1としていた広島が巨人に逆転勝ちし、25年ぶり7度目のリーグ優勝を果たした。チームを率いて2年目の緒方孝市監督(47)は、ナインの手で7度、中を舞った。そして復帰して2年目の黒田博樹投手(41)、新井貴浩内野手(39)も、緒方監督に続いて胴上げされた。2人の目には大粒の涙が光っていた。

 ともに2008年にチームを離れ、黒田はメジャーで、新井は阪神で7シーズン、プレーした。そして同じく2015年に復帰した。チームの精神的支柱として、そして貴重な戦力として、チームを頂点に導いた。

 黒田は万全の状態でない中、マウンドに立ち続けた。優勝を決めたこの試合でも6回3失点と粘り強く試合をつくり、9勝目を手にした。新井は現在リーグ最多の98打点を挙げ、何度もチームを勝利に導いた。

 ともに日本で頂点に立つのは初めて。悲願を、プロ野球人生のスタートとなった広島カープで手にした。胴上げされる前、2人は号泣しながら固く抱き合った。2人の思いが、そのシーンに表れていた。

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