緒方監督「脇谷が教えてくれた」 サヨナラ負けも奮起促す

 「巨人1-0広島」(23日、東京ドーム)

 広島が今季6度目のサヨナラ負けを喫し、マジック点灯は次戦以降にお預けとなった。0-0で迎えた延長十回。2番手で登板したジャクソンが、先頭の脇谷にサヨナラ弾を浴びた。

 ジャクソンの高めに浮いた失投だったが、緒方孝市監督(47)は「最後に脇谷選手が教えてくれた。集中力を持って一振りで決める。一番上に立ちたいなら、あのメッセージをウチの選手が受けてね。あの集中力を持って打席に立てば、点は取れていたんじゃないかな」と脇谷を引き合いに出して、ナインにシーズン最後の奮起と、さらなる成長を求めた。

 試合は序盤から広島のペース。四、五、七、八、九回と、5度三塁まで走者を進めながら、なかなかあと1本が出ずホームが遠かった。惜敗に指揮官は「ただ接戦を勝てなかったのは自分の責任。もう1つ策がなかったか。反省したい」とし、最後まで戦ったナインを「投手にしても野手にしても、本当に全力を出し切った試合。ウチらしい野球はできたと思う」とねぎらった。

 勝てばマジック「20」が点灯するところだったが、連勝は6で止まって、2位巨人とは7ゲーム差。カード初戦を落としたが、戦う形は崩れていない。「うちが持っているすべてのものを出して、自分たちの野球をやるだけ」と指揮官。

 第2戦は巨人のエース、菅野との対戦。開幕から続けてきた「つなぐ野球」、一丸野球で戦うだけだ。

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