広島・黒田、二回に一発浴びる 球場は超満員「頑張れ」の大合唱

力投する広島・黒田博樹=マツダスタジアム(撮影・吉澤敬太)
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 「広島-巨人」(13日、マツダスタジアム)

 日米通算200勝に王手をかけている広島・黒田博樹投手(41)が、初回を無失点でスタートを切った。

 一塁ベンチからゆっくりマウンドに向かうと、試合開始前から超満員に膨れあがった球場全体から「黒田、頑張れ」-の大合唱。「見せろ、1球の重み」-とアナウンスされると、15番の背中には大歓声が送られた。

 先頭の橋本到に1-1から3球目、外角のスライダーを中前に運ばれる。続く山本の犠打で1死二塁。打撃好調の坂本を迎えたが初球、外角のスプリットで三ゴロに抑える。続く長野は1ボール2ストライクから4球目、外角のスプリットで遊ゴロに仕留めるなど、初回から持ち前の投球術が光る。上々のスタートとなった。

 二回には先頭の阿部に右中間席への一発を浴びて先制を許したが、後続を断って最少失点で切り抜けた。

 黒田の登板が正式に決まってから、チケットの販売に関する問い合わせが殺到。早々とチケットは完売となった。NPBで巨人戦での200勝達成者は、杉下茂、平松政次、山本昌の3人。黒田が達成なら4人目の記録となる。

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