誠也、同級生の阪神・藤浪を撃つ!

 広島・鈴木誠也外野手(21)が22日、日本生命セ・パ交流戦の「日本生命賞」を受賞した。交流戦では2本のサヨナラ弾を含む3試合連続決勝弾を放つなど大活躍。勢いに乗る男はリーグ戦再開初戦、24日・阪神戦(マツダ)での藤浪攻略へ意欲を示した。

 すさまじい成長を遂ている若鯉が、大きな勲章を手に入れた。交流戦中に目立った活躍をした選手を各リーグから1人ずつ選ぶ「日本生命賞」。17日・オリックス戦(マツダ)から3試合連続決勝本塁打を放ち、リーグトップの打率・381に4本塁打、13打点をマークした鈴木が、文句なしの初受賞だ。

 「自信になります。僕でいいのかなという思いもある。この賞を今後の力に変えて、残りのシーズン全力でプレーしたいと思います」

 喜びの言葉が口をついた。パ・リーグ相手に確かな手応えをつかんだ。ただ、気の緩みは一切ない。その目はリーグ戦再開後をしっかりと見据えている。

 再開初戦の24日・阪神戦(マツダ)は、同学年である藤浪の先発が確実だ。「雲の上の存在なので何も言えないですけど、挑戦者の気持ちで力負けしないように食らいついていく」。14年に1試合だけ対戦し、2打数無安打1三振に抑えられている右腕へのリベンジを誓った。

 4試合連続決勝弾を放てば、球団では1960年藤井弘以来の快挙だが、「今まで長打を打った後は、残像がありました。忘れようと自分に言い聞かせて、センターにと思って打席に入っています。長打を狙って打てるわけではないので」と足元を見つめ直す。24日は5試合連続で「5番」に入ることが濃厚。背番号「51」がチームを再加速させる。

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