コリジョン劇打赤松、球種は「映像で」

 「広島3×-2西武」(14日、マツダスタジアム)

 広島の赤松真人外野手が自身、2度目となるサヨナラ打を放った。約10分のビデオ検証の末に勝利が確定したこともあり、試合後は打った球種についての質問に「映像で検証してみます」と周囲を笑わせた。

 2-2の九回2死一、二塁で中前へ。二走の菊池が本塁へ突入した。クロスプレーとなり一度はアウトと判定されたが、緒方監督が即座に抗議しビデオ検証が行われた。約10分の協議の末、コリジョンルールが適用され判定が覆りセーフに。史上初めてとなるコリジョンルールでのサヨナラが成立した。

 ヒーローインタビューを終えてベンチ裏に姿をみせた赤松は、「打撃はおまけみたいなもの。チャンスは少ない。1打席の中で後悔しないように心がけている」とニンマリ。続けて捉えた球種を問われると「真っすぐ一本に絞っていた。でも打ったのは変化球でしょ。真っすぐならどん詰まりだったと思う。あとで、映像で検証してみます」と周囲の笑いを誘った。

 初めてのサヨナラ打は、10年5月15日の日本ハム戦(マツダ)。前田健太(ドジャース)とダルビッシュ有(レンジャース)が初めて投げ合った試合で、九回に中前適時打を放ちマエケンに勝利をプレゼントした。

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