2016.06.17

エルド抹消…前半戦での復帰は絶望的

拡大

　広島のブラッド・エルドレッド内野手（３５）が１６日、出場選手登録を抹消された。球団はこの日、広島市内の病院で精密検査を受け「右大腿（だいたい）二頭筋挫傷」と診断されたと発表。治療に２～３週間が必要で、１７日から３軍でリハビリを始める。

　エルドレッドは１５日・西武戦（マツダ）の三回、三塁へ打球を放ち全力疾走した際に痛め負傷交代した。代わって昇格したルナも同じく４月に右太もも付近を痛めて加療１～２週間と診断され、結局、２軍戦復帰まで１カ月以上を要した。エルドレッドも同程度なら７月中旬までの復帰は極めて難しい。新井は「みんなで助け合っていくしかない」と厳しい表情で話した。

　緒方監督は１５日の西武戦後、「ケガを治すことに専念してほしい。焦ることなく一日でも早くグラウンドに戻ってきてほしい」と、まずは完治を優先させる考え。リーグ３位の打率・３１９、同１０位の３８打点と、勝負どころでの活躍が光った主砲の離脱は大きな痛手だ。