九里、今季最短KO「力みすぎた」

 「広島7-6ヤクルト」(19日、マツダスタジアム)

 広島の先発・九里亜蓮投手(24)が、4四球と制球に苦しみ、今季最短となる4回途中5失点で降板した。

 初回、ヤクルトの先頭・坂口に左翼への二塁打を浴びてピンチを背負うと、1死三塁から山田の右犠飛であっさり先制を許した。二回は、大引の本塁打で2失点。四回も1点を奪われ、1死一、三塁の場面を招き、マウンドを降りた。

 「力みすぎて思った所になかなか投げることができず、ボール先行の投球をしてしまった」と本調子には程遠かった。

 緒方監督は「腕が振れていない。しょうがない」。球がことごとく高めに抜けた。

 「野手陣が先に点を取ってくれたのに、試合を作ることができず本当に申し訳ないし、悔しいです」と九里は肩を落とした。

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