野間2戦連続打!開幕1番右翼任せろ

 「広島紅白戦、白組0-2紅組」(12日、天福球場)

 広島の野間峻祥外野手(23)が12日、紅白戦に「1番・右翼」で出場し、初回の第1打席で右前打を放った。同じく1番で出場した9日の紅白戦でも右前打を放っており、2試合連続安打を記録。1番に強いこだわりがあり、昨秋から鍛えている打撃と自慢の足を生かし、開幕スタメンに名前を刻む。

 迷いなく初球を振り抜いた。2試合連続で1番を任された今キャンプ2度目の紅白戦。その1打席目。野村が投じた130キロのスライダーを右前に放った。

 「会心の当たりではなかった。でも真っすぐのタイミングで待っていて、インコースに入って来たのを振った。打ったポイントが良かったですね」。先頭打者としての役割を果たす一打。笑みがこぼれた。

 これで2試合連続安打。9日の紅白戦も「1番・右翼」で出場し、1打席目に右前打を放っている。将来を担う逸材として期待を寄せる緒方監督は「結果が出ているのはいいこと。出塁して、持ち味の機動力を発揮してもらいたい」と目を細めた。

 昨秋キャンプから確実性を高める打撃フォームに取り組んでいる。右足を高く上げず、すり足のような踏み出しで、バットの出し方やトップの位置に注意しながらスイングに励んできた。

 「足の上げ方であったり、やってきたことが身につきつつある。スイングの軌道が良くなってきた」。バットを振り続けてきた数の分だけ、着実に進化している。

 2年目の今季。見据えるのは開幕1番だ。大学時代はチーム事情で主に3番を打った。それでも「本当は1番を打ちたい気持ちがある」ときっぱり。50メートル5秒8の俊足が魅力。その武器を最大限に生かすためには、リードオフマンが最も向いていると考えている。

 鈴木と右翼のレギュラー争いは一騎打ちだ。常に同年代のライバルに刺激を受けているものの「人のことを意識するよりもまずは自分のこと」と、自らの練習に打ち込む。

 「開幕1番を目指してやっていきたい」。昨季は127試合に出場したが、8試合しか1番を任されなかった。チームに欠かせない存在になるべく、キャンプから結果を残し、首脳陣の信頼を得る。貪欲さを発揮し、悲願の座をつかみ取る。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス