黒田、ロスで自主トレを公開

自主トレを公開した黒田=ロサンゼルス(撮影・小林信行)
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 広島・黒田博樹投手(40)が18日(日本時間19日)、ロサンゼルスの施設で自主トレーニングの様子を報道陣に公開した。

 プロ20年目の節目を迎える今年は4日に同所で始動。この日は約3時間のメニューをこなした黒田は「キャンプインに向けてすべての部分でしっかりとした土台をつくろうと思ってトレーニングしている」と話した。

 メジャーから8年ぶりに広島に復帰した昨季は26試合に先発し、169回1/3を投げて11勝8敗、防御率2・55の好成績を残した。しかし、右足首や右肩を故障してチームを離れた時期があった。「1年間ローテーションを守って投げていくのはすごく大変なこと。年齢的に万全な状態でマウンドに上がるのは難しくなってきてるんですけど、その中でしっかりと準備して今年はローテーションを崩さず投げ抜きたいと思う」と意気込みを語った。

 メジャーで79勝、広島で114勝。日米通算200勝まであと「7」と迫っている。「いつも言うようにあまりそこを意識してないんですけど、今年1年やると決めた以上はチームに貢献すれば、ある程度そういう数字は見えてくると思う。しっかりしたピッチングを1年間通してできれば、おのずとそういう数字になっていく」と静かな闘志。昨季、4位に終わったチームについては「選手である以上は当然、優勝を目標にしてシーズンを迎える。でも優勝はそんな簡単なものじゃないので個々がレベルアップして一つの力になって戦い、その中で優勝というものが見えてくる」と言った。

 2月で41歳。現役続行を決断するまでに時間を要した。メジャーではレッドソックスのオルティスがそうであるように開幕前に今季限りの引退を表明する選手も珍しくはないが、黒田は「現時点で僕が言うことはない。ただ、年をとって考えなければいけないことは増えてくると思う。どこで自分がそういう気持ちになるか分からない。でも、常に(今季が)最後のシーズンというの(気持ち)は変わらない」と話した。

 メジャーではヤンキース時代の同僚だったマーリンズのイチローが10月に43歳を迎える。「自分の中では特別な人。当然のようにメジャーでシーズンを迎えることはすごいこと。そういう存在は僕にとって大きい。日本では去年、引退される人が多かったので自分の気持ちも弱くなってきそうなところでイチローさんがメジャーでまた新たなシーズンを迎えるというのは自分にとってすごく心強い」とその存在に感謝した。

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