ドラ1岡田ら1軍春季キャンプ決定
広島のドラフト1位・岡田明丈投手(22)=大商大=、同2位・横山弘樹投手(23)=NTT東日本=、同6位・仲尾次オスカル投手(24)=ホンダ=が1軍春季キャンプに帯同することが11日、わかった。この日、廿日市市の新人合同自主トレを視察した畝龍実投手コーチ(51)が明言。“ポスト・前田”へ、新人3投手が開幕1軍の切符を目指してキャンプに臨む。
一人でもいいから生きのいい投手が出てきてほしい。新人合同自主トレを視察に訪れた畝投手コーチは、そんな願いを胸に春季キャンプについて口を開いた。「例年通り社会人、大学生は(1軍キャンプに)連れて行く」。岡田、横山、オスカルの新人3投手の1軍キャンプ帯同を明言した。
岡田はこの日所用で休みだったが、畝コーチの目に留まったのは横山だ。キャッチボールで見せる伸びのある力強い球に、「いい球を投げていた。まだまだ準備段階だが状態もいい」と目を細めた。
スタッフミーティングで1軍キャンプメンバーは正式決定するが、横山は「(1軍には)黒田さんなど参考になる投手が多い。一つ一つの行動や準備、ピッチングを見て勉強したい」と、一流選手の一挙手一投足を目で見て学ぶつもりだ。
キャンプインに向け、横山は体力の強化や体幹トレーニングを重点的に行う予定。投球練習に関しては「投げ込みは苦手です。投げ過ぎると調子が良くないので。150球投げたら3日間空ける」とマイペース調整で仕上げていく意向だ。
「ケガしないように慌てずやっていきたい」。開幕1軍へ、一歩ずつ地道な努力を積み重ねていく。