泣くな大瀬良…勝負の一戦で大炎上
「広島0-3中日」(7日、マツダスタジアム)
顔を上げることができなかった。ベンチに座り、視線を落とし続けた。情けなさ、無念さ…。勝敗の行方を左右した失点に、広島・大瀬良が泣いた。0-0の八回。エルナンデスに左中間を破られる適時二塁打を浴びるなど、2点を失いKO。CS出場へ負けられない一戦での炎上。責任を背負い込んだ。
6月から中継ぎに転向し、フル回転してきた。疲労が蓄積しても、フォームが崩れても、一切の言い訳をしなかった。チームのために身を粉にして右腕を振り続けてきた。
試合後のセレモニー。スタンドから「大瀬良、悪くないぞ!来年頑張れ!」と温かい声が飛んだ。前田も「負けは大地(大瀬良)一人の責任じゃない」と言った。それが大瀬良に対する、すべての人の思いだ。





