広島、8年ぶり阪神戦勝ち越し

 2回広島無死、エルドレッドが右中間に先制本塁打を放つ=甲子園
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 「阪神0-3広島」(13日、甲子園球場)

 広島が対阪神の成績を12勝7敗2分けとし、8年ぶりに阪神戦の勝ち越しを決めた。

 二回にエルドレッドの右中間席への16号ソロで先制。六回に追加点を奪うと、九回には不調が続いていた堂林の今季初打点となる左前適時打で突き放した。

 投げては、エース前田が7回2安打無失点と安定感抜群の投球。続くヒース、大瀬良もスコアボードに「0」を並べた。

 打線は8安打で、8月18日の中日戦(ナゴヤドーム)から通算して22試合連続1桁安打となり、56年ぶりに球団ワースト記録を更新。それでも2桁安打が一度もないこの22試合を11勝9敗2分けと勝ち越しており、投手陣の踏ん張りが光っている。

 これで引き分けを2つ挟んで4連勝。借金は7月5日のヤクルト戦以来、70日ぶりとなる「1」まで減らした。首位ヤクルトとはゲーム差3で、2位阪神と3位巨人まで2・5差だ。エルドレッドは「今は投打がかみ合っている。それを持続していくことが大事。自分としては打点を挙げる仕事を続けていきたい」と力を込めた。

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