ジョンソンあぁ“1泣”重い初回3失点

 「ヤクルト4-2広島」(4日、神宮)

 打球の行方をぼう然と見つめた。初回、スコアボードに刻まれた「3」が、最後まで重く響いた。必勝を誓って先発した広島・ジョンソンが、6回を5安打3失点で7敗目。1球の失投に泣いた。

 「一回のピッチングは悪くなかったが、(本塁打の)1球だけミスがあった」

 試合後、助っ人は絞り出すように重い口を開いた。1死二塁から、山田の左前適時打で1点を失うと、2死三塁でミレッジと対戦。2ボールからの3球目、カットボールが少し高めに浮いた。変化しなかった半速球。悔やまれる1球は、左越え2ランとなった。

 1日の阪神戦(甲子園)に登板予定だったが降雨ノーゲームでローテを再編。ヤクルト戦に3勝、前回5月2日の神宮登板でも8回無失点と好投した左腕をカード初戦に当てた。中8日の影響について、畝投手コーチは「それは関係ないと思う」と否定。その上で「初回だけだったから大きかった」と続けた。

 球審の判定にイライラする場面もあった。「二回以降は切り替えることができた」とジョンソン。すぐに本来の調子を取り戻したが、開始直後の3点があまりに重かった。次回は中5日で10日の中日戦(マツダ)に先発する予定。助っ人は厳しい表情で雪辱を胸に秘めた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス