黒田が“ヤ”っつける!中20日で出撃

 広島の黒田博樹投手(40)が、7連勝と好調の首位ヤクルト封じを誓った。28日のカード初戦(神宮)に先発予定。7日のDeNA戦(マツダ)以来、中20日と十分間隔をあけての登板となる。現在、首位と4ゲーム差の5位。チームは今、火曜日に3勝11敗1分けと曜日別ワーストの成績で、浮上へ“週初め”の勝利が欠かせない。「勝つチャンスを与える」と、ベテラン右腕がツバメ斬りで流れを呼ぶ。

 大粒の汗と柔和な表情に、確かな自信と風格が漂う。中20日、万全を期して臨むマウンド。8年ぶり、暑さが増す広島の夏空を見上げ「慣れるしかない」と笑った。求められるのは勝利、そしてチームに流れを呼ぶ快投。黒田の後半戦が始まる。

 「やることは変わらないですよ。しっかりチームに勝つチャンスを与える投球がしたい。それは今まで続けてきたことですから」

 ヤクルトには今季、3試合の登板で1勝1敗。防御率2・70の成績を残している。神宮では5月1日に6回を投げ今季ワースト5失点で降板。右くるぶしの炎症で、同3日に出場登録を抹消された場所だが「そこはあまり気にしない」と強調する。

 相手は、リーグトップ23本塁打の山田を筆頭に、7連勝と波に乗る好調打線。ベテラン右腕も「バランスの取れたチームです」と警戒する。「当然、得点能力が高いので、しっかり投げないといけない」。ツバメ封じで、6月12日のソフトバンク戦以来、1カ月半ぶりの7勝目を目指す。

 7日のDeNA戦(マツダ)登板後、右肩と右足の炎症で2度目の離脱。抹消期間は下半身強化を中心に、ランニング量を増やして調整した。「1回だと物足りない。体と相談しながら」と、中20日で5度のブルペン入り。18日に登板した球宴でも、本拠地で2回3安打無失点と躍動した。調整は万全だ。

 「問題ないと思う。感覚もそんなに変わらないですよ。コンディションも大丈夫です」

 この日はマツダで指名練習に参加後、東京の宿舎に入った。今季チームは火曜日に3勝11敗1分けと曜日別でワーストの成績。今後も6連戦が続くだけに、週初めの勝利が欠かせない。

 「意識してもやることは変わらない。目の前の試合に全力で投げる。その積み重ね」と黒田。首位とは4ゲーム差の5位。3連戦が大きなカギを握るが、自然体での一戦必勝を誓う。好調打線に百戦錬磨のベテランが挑む。

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