広島ジョンソン六回失速2失点…4敗目
「中日2-0広島」(11日、ナゴド)
広島・ジョンソンは試合終了と同時に、報道陣の到着を待たずに引き揚げた。広報を通じ「今日のコメントはありません」と談話を寄せた。6回4安打2失点で4敗目。移動バスの車中でうつむく姿は、悔しさに包まれていた。
四回までは無安打投球。右打者の内角、左打者の外角に、直球やカットボールがしっかりと決まった。五回は先頭のルナに初安打を許し、盗塁と田中の失策、四球で無死一、三塁のピンチに陥ったが、平田、堂上、桂を封じて無失点で切り抜けた。
しかし六回。1死二塁で荒木に先制の左越え二塁打を浴びた。1死一、三塁でルナに中犠飛を許した。重すぎる2失点。畝投手コーチは「五回から制球が定まらなくなった。体力が切れた、とは思いたくないが…」と嘆いた。
前回登板の4日・ヤクルト戦(マツダ)は一回を投げ終えたところで、雨天ノーゲームになった。記録上は中13日に加え、球宴前最後のマウンド。懸ける思いが強かっただけに、六回の失速が許せない。試合後の無言が、何よりショックの大きさを物語る。




