ジョンソン7勝!初観戦の両親に捧げる

 「広島4-0中日」(28日、マツダ)

 拍手喝采を浴びた。八回2死、荒木を右飛に仕留めた広島・ジョンソンが堂々とマウンドを降りる。スコアボードに8個並べた「0」の数字。「試合の中で修正できた」。打たれた安打は5本。自身3連勝でリーグトップタイの7勝目をマークした。

 初回、いきなり連打を浴び無死一、二塁のピンチを背負った。続く森野を三振に仕留め、スタートしていた二走・大島は三塁タッチアウト。この併殺で波に乗るかと思われた左腕だが、六回まで毎回走者を許した。それでも「フォームのタイミングやリリースのタイミングを修正した。それがうまくはまった」と要所を締めた。

 白星を手にしたい理由があった。父・リチャードさん(58)と母・キャレンさん(58)が初めて観戦に訪れていた。4歳で始めた野球。そのきっかけをつくってくれたのも、投手としての心得を教えてくれたのも父だった。「結果に一喜一憂せずに、同じ気持ちで投げ続けることが大事だと言われたんだ」。29日に米国に帰国する両親に、最高のプレゼントを贈った。

 お立ち台では「いい形の野球ができている。これを続けて最後にいい結果になれば」と話し、最後に日本語で「ユウショウシマショウ」と声を張り上げた。頼もしい助っ人左腕が悲願へ導く使者となる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス