広島、史上最速の観客動員百万人突破

今季6勝目を挙げ、小さな“カープ女子”の祝福に笑顔を見せる広島・前田健太(左・後ろは広島・大瀬良大地)=マツダスタジアム(撮影・出月俊成)
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 「広島6-4中日」(27日、マツダ)

 広島の今季主催試合の入場者数が、100万人を突破した。

 この日の入場者3万1439人を加え、今季主催試合の総入場者数は100万7363人。主催試合35試合(マツダスタジアム32試合、地方試合3試合)での大台到達は、09年の40試合を5試合上回る、球団史上最速のペースとなった。

 大きな要因として挙げられるのが、「黒田フィーバー」だ。昨年12月、米大リーグ・ヤンキースでエース格の活躍を見せていた黒田博樹投手が“男気”を見せての電撃復帰。日本での登板を心待ちにしていたファンが、スタジアムを埋めた。関係者によると、開幕前の年間指定席の売上は昨季より約2000枚増。黒田に加え、阪神から復帰した新井の効果も大きいという。

 昨年まで2年連続でAクラス入りしていたこともあり、人気と実力を兼ね備えた選手の復帰で、今季こそ24年ぶりのリーグ優勝が狙えるという機運が高まった。また、昨年末に発表された同年の流行語大賞トップ10に「カープ女子」という言葉が選ばれたように、女性ファンが全国的に増加したのも大きい。

 史上最速の記録に、広島の松田元オーナーは「驚きのスピードで、ファンには感謝している。これだけ応援してもらっているからには、それに応えないといけない」とコメント。なお、入場者が球団史上最多190万4781人を数えた14年は、41試合での大台到達だった。

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