黒田、自然体で8年ぶり復帰初先発へ

 広島・黒田博樹投手(40)が、29日のヤクルト戦で復帰初登板を飾る。「当日になってみないと分からないですね」と、あらためて自然体を強調。07年9月27日のヤクルト戦以来、2740日ぶりの日本のマウンドへ準備は整った。

 五回裏終了時。予告先発が発表されると、赤く染まったスタンドがドッと沸いた。「広島の先発は黒田」。ヤンキースから、実に8年ぶりの古巣復帰。周囲の喧噪(けんそう)をよそに、登板を翌日に控えた右腕は自然体だった。

 キャッチボールに、ミニハードル、短距離ダッシュ。外野で捕手を座らせて、変化球を交えた投球練習も行った。いつもと変わらぬ、登板前日のルーティン。「頼んだぞ」「勝ってくれ!!」。ファンの声援を受けながら、最終調整を終えた。

 開幕戦はテレビ観戦。前田から4点を奪ったヤクルト打線を「そりゃあ、いい打線でしょう。それしかない」と話す。この日の練習中には、前田と話し込む場面もあった。相手打者の傾向、特長など念入りに情報収集。準備に余念はなかった。

 「彼くらいになれば、打者の反応を見て投げることができるので。昨年までの傾向とか反応を、いろいろ聞きながらですね」。ファンの、チームの思いを背負って上がる。1勝1敗で迎える第3戦。黒田で2連連続の勝ち越しスタートを決める。

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