大瀬良1位じゃ!オールスター中間発表

 日本野球機構(NPB)は9日、「マツダオールスターゲーム2014」(第1戦・7月18日西武ドーム、第2戦・同19日甲子園)のファン投票の第1回中間発表を行った。セ・リーグでは広島勢が6部門で1位に立ち、ファン投票で選出される11選手中7人を占めた。投手・先発部門ではドラフト1位・大瀬良大地投手(22)=九州共立大=が、12球団で唯一のルーキーとしてトップに名を連ねた。

 ファン投票は6月19日に締め切られ、最終結果は同27日に発表。選手間投票を経て監督推薦を含むセ、パ各28人の全選手は7月3日に出そろう。

 堂々の1位だ。大瀬良が投手・先発部門で3万624票を獲得。2位の先輩前田に1万1194票差をつけた。試合前の練習上がり、「僕でいいんですかね。投票してくれた皆さんに感謝します」とはにかんだ。

 今季5勝3敗、防御率3・61。開幕から先発ローテ入りし、序盤のチーム快進撃に貢献した。「大瀬良をオールスターに選んで間違いじゃなかった、と思われるように頑張りたい」。期待の大きさに、感謝の思いとともに一層の成長を誓った。

 7日・ソフトバンク戦(マツダ)は二回途中10失点でKOされたが「自分のやるべきことをしっかりしたい」と、次回先発に意気込んだ。ファン投票で選出される11人中、7人がカープであることには「すごくないですか」と、目を丸くした。

 ほかの鯉戦士たちも意気込む。一塁・キラ、三塁・堂林、中継ぎ・一岡は1軍に不在だったが、二塁・菊池は「うれしいしモチベーションが高まる」と喜んだ。外野・丸は「選んでもらって恥ずかしくないプレーをしたい」と気を引き締めた。外野2位のエルドレッドは「うれしいね」と笑顔を見せた。

 広島のファン投票による球宴出場は09年の5人が最多。交流戦で苦しむチームだが、ファンの期待を背に再加速する。

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