マエケン“エース対決”金子に勝つ!

 広島・前田健太投手(26)が22日、エース対決に腕をぶした。23日のオリックス戦(ほっと神戸)で、金子千尋投手(30)と初めて投げ合う。前回登板で右太もも内側に打球を受けながら、中5日で上がるマウンド。交流戦で連敗発進したチームを、再び上昇機運に乗せる好投を誓った。

 エースとして、存在感を見せる絶好の機会が訪れた。前田は高揚感いっぱいに、力強く語った。意識するのはもちろん、パ・リーグを代表する右腕、金子との初対決だ。

 「金子さんはすべてのボールが良くて、制球もいい。投げ合うのは見ている人もそうでしょうけど、僕も楽しみ。チームも金子さんを相手に勝てば、ぐっと流れは変わる。いけるぞ、となれる」

 野村政権下で4年連続で負け越し、今年もソフトバンクを相手に連敗スタートした“鬼門”交流戦。両リーグ首位同士で迎える初戦を勝利に導き、自分自身はもちろん、チームにも再び勢いをつけたい思いは強い。

 前回先発の17日・巨人戦は、阿部の打球が右太もも内側に直撃して途中交代。6回3失点で2敗目を喫した。中5日で迎えるマウンド。「もう大丈夫。影響は全然ない」と不安を否定。この日の全体練習では、キャッチボールなどで汗を流して調整を終えた。

 イメージは膨らんでいる。「いい投手と投げ合う時、(味方に)1点も入りそうになければ、自分にはプレッシャーになる。逆に自分が完璧に抑えれば、相手にプレッシャーを与えられると思う。プレッシャーを感じながらも、自分の投球ができればいい」と、前を向いた。

 最近3試合連続で初回に失点。山内投手コーチは「立ち上がりに力んで制球も悪かった。リリースが早くなっているとは、本人にも伝えてある」と右腕の巻き返しを期待した。

 オリックス戦は過去4試合に投げ3敗、防御率4・44。それでも「相手のメンバーは毎年変わるし、データは気にしない。金子さんから打つのはまぐれでしかないけど、打席で見るのは楽しみです」と、明るい表情を崩さなかったマエケン。本領を発揮して、エースが復権を図る。

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