巨人にＦＡ移籍した大竹の人的補償で広島に入団した一岡竜司投手（２３）が２４日、プロ３年目で初めて春季キャンプ１軍スタートとなることが決まった。一岡はナインと積極的に交流しながら、開幕１軍をアピールすることを誓った。

　１５日の合同自主トレから新天地に合流して１０日。一岡は他の２０選手とともに、キャンプ地の宮崎県日南市に入った。２５日から始まる先乗り合同自主トレに参加する。

　一岡は「早く環境に慣れるのが第一です。まだ初めての方もいますので」と、緊張した表情。既にブルペンでは捕手を座らせ、カウントをコールしながら打者を想定した投球練習をしている。仕上がりは早いだけに、チームに溶け込むことに意識を向けた。

　広島駅を出発する際には、同学年の上本と談笑し、巨人時代に同僚だった小野とも笑顔で握手を交わした。昨季は２軍で抑えを任されたが、今季は先発として期待されている。「１年間ケガをせずに乗り切る体をつくって、１軍を狙います」と、言葉に力を込めた。