ドラ4西原 フリー登板いきなり99球

 広島のドラフト4位・西原圭大投手(25)=ニチダイ=が21日、広島県廿日市市の大野練習場で、この時期異例の打撃投手を行った。同3位の田中広輔内野手(24)=JR東日本=を相手に99球の熱投。今年はまだブルペン入りをしていないにもかかわらずフリー打撃に登板した破天荒右腕が、春季キャンプでも頑丈な肩をアピールする。

 合同自主トレ終了後、静まり返った練習場で黙々と投げた。同僚の田中に対し、約20分間。投げ終えた西原はグラウンドに座り込み「打撃投手というほどの投球はしていない。今日は投げたかっただけ」と気持ちよさそうに汗をぬぐった。

 春季キャンプ前のこの時期に投手がフリー打撃で登板するのは異例だ。しかも西原の場合、今年は一度もブルペンに入っていない。この日午前中に廿日市市の野球場で遠投を行った時に「肩の状態がいい」と感じ、打撃投手をやってみようと思ったという。

 もともと肩をつくる早さには自信がある。社会人時代には「試合前のブルペンは20球くらい。それで試合に入った」とにやり。プロではその仕上がりの早さをアピールするつもりで、「ブルペンでの球数はあまり必要ない。すぐにマウンドに上がることはできる」と緊急登板でも対応できることを訴えた。

 プロではリリーフとして生き抜く覚悟だ。「使ってもらえるところならばどこでもやる」と言いつつも「同期に大瀬良や九里もいるし、自分としてはリリーフでいきたい。今年の目標で背番号の48試合登板」ときっぱり。掲げた目標は派手ではないが、1年目からチームに貢献してみせる。

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