大竹、来る者拒まず!長期戦も辞さず
広島からFA宣言した大竹寛投手(30)が14日、マツダスタジアムで久本とともに約4時間の練習を行った。12日のFA宣言後、初めて公の場に姿を現した右腕は、移籍先の決断時期について「考えていない」と期限を設定しない方針を示した。
終始笑みを浮かべ、リラックスした表情だった。晴天の中、キャッチボールやランニングで汗を流した大竹。FAの進ちょく状況を知りたがっている報道陣を横目に、「しっかり練習できましたよ」とにやりと笑った。
FA宣言後は、新聞やテレビで他球団の動向などをチェックしたという。ソフトバンクや巨人、楽天などが興味を示しているが「すべての球団と話をするつもり」ときっぱり。進行状況についても「できるだけそう(オープンに)したいと思っている」と語った。
納得するまで決断しない。「どれだけの球団が来るのかわからない。しっかり話をできたら」。自分を最も評価している球団はどこなのか。長期戦も辞さず、吟味する覚悟だ。
今後も移籍先が決まるまでは広島県内に滞在し、練習をしていく予定だ。15日から交渉が解禁される。いよいよ“大竹争奪戦”の幕が開く。

