カープ秘策!くじ引き役は担当スカウト

 広島は24日のドラフト会議で1位指名が競合した場合、担当スカウトにくじ引き役を託す可能性があることが21日、分かった。昨年1位、外れ1位とくじ引きに連敗した野村謙二郎監督(47)は、今年のくじ引き役“回避”をすでに球団に願い出ているもよう。担当スカウトがくじを引けば異例のことだが、追い続けた選手への思い入れの強さに懸ける。

 ドラフトの抽選でくじを引くのは監督や、球団社長、もしくはスカウト部長らが定番。だが今年の広島のくじ引き役は、競合した選手の担当スカウトになるかもしれない。

 本来ならば来季続投が決まった野村監督が、くじ引き役を担うのが自然の流れだ。しかし野村監督のくじ引きは10年1位指名の大石(早大、6球団)、12年1位指名の森(東福岡、2球団)、外れ1位の増田(NTT西日本、2球団)と3戦全敗中。さすがに「くじ引きは勘弁してください」と球団首脳に今回のくじ引き役の“回避”を願い出たという。

 そこで代役として白羽の矢が立ったのが担当スカウトだ。「担当スカウトは、その選手を1年や2年がかりで追いかけている。集大成として、他の人にくじを任せるより、自分で引いた方がいいのではないか」と球団首脳。荷は重いかもしれないが、誰よりも指名選手への思いが強い担当スカウトが引くのは理にかなっている。

 広島の1位候補に挙がっているJR東日本の吉田や九州共立大の大瀬良を指名すれば、競合は必至。くじ引きで獲得すれば、07年大学・社会人ドラフトの外れ1位の篠田以来となるが、果たして担当スカウトの出番はあるか。

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