野村鯉、東京D14連敗…4発に沈む

 「巨人8-4広島」(24日、東京ド)

 やはり東京ドームは鬼門だった。広島はバリントンが炎上し、リリーフ陣も崩壊。巨人におもしろいようにスタンドに運ばれ、今季ワーストの1試合4被弾。野村監督も「ちょっと打たれすぎだね」と、ため息を漏らすしかなかった。

 つかまるのは時間の問題だった。一回からバリントンの制球は安定せず、高めに浮いていた。二回に長野に浴びた3ランは、3ボールからストライクを取りにいった高めの直球。三回の坂本には変化球をうまく打たれたが、四回の高橋には高めの直球を痛打された。

 1試合3被弾は来日初の屈辱だった。「一回から思ったところに球がいかず、全く制球できなかった。巨人に甘い球を投げれば、東京ドームだし、こういう結果になってしまうのは仕方がない」と、うなだれた。

 リリーフ陣も東京ドームの圧力に屈し、失点を重ねた。七回には菊地原が阿部にダメ押しの2ランを浴びた。山内投手コーチは「勝負球だけでなく、カウントを取りにいく球も丁寧に低めに制球しないといけない」と厳しい表情を浮かべた。

 これで東京ドームでの連敗は14に伸びた。借金も今季ワーストの14。野村監督は「毎日勝つことを前提に戦っている。今日も一回にヨーイドンで攻撃的にいったが、逆転されてしまった」と、東京ドームで勝てないもどかしさを吐露した。25日は前田健が先発する。エースに連敗ストップを託すしかない。

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