盈進、63年ぶりV エース下江6回1失点粘投で導いた! 秋季中国大会へ加速

 「高校野球・秋季広島大会・決勝、盈進8-2広島国際学院」(14日、しまなみ球場)

 盈進が広島国際学院を下して1954年以来63年ぶり2度目の頂点に立った。最速142キロ右腕のエース下江秀弥投手(2年)が6回を無四球7安打1失点の好投。粘り強い投球を見せつけた。同校初となるセンバツ出場をかけて、秋季中国大会(27日開幕、しまなみ、福山市民)へ挑む。

 勝利の列に並ぶと、晴れやかな笑顔を浮かべた。63年ぶりの秋季県大会優勝。下江は6回を7安打1失点、6奪三振に抑えた。「しっかりと打者に向かっていき、最少失点に抑えることができた。勝つことができて本当によかったです」。背番号1の踏ん張りがチームを歓喜へと導いた。

 力強い直球と鋭く曲がるスライダーが要所で効いた。走者を背負っても、表情は変わらない。任された決勝のマウンドで頼もしい姿を見せた。

 初めて背番号1を背負った今大会。3回戦では今夏の甲子園で準優勝に輝いた広陵と当たった。「自分たちの野球をするだけ」と平常心で臨み、結果は1-0の5安打完封勝利。強豪撃破でチームの勢いを加速させた。

 エースの奮闘に打線も応えた。先制点を奪うなど、11安打8得点。佐藤康彦監督(43)は「誰でもどこでも、何でもというのがうちのルール。全員が得点に絡んでいたので、自信になると思う」とナインを称えた。

 次の舞台は27日に開幕する秋季中国大会だ。「県大会、中国大会を優勝して、県内負けなしで甲子園出場する」。新チーム結成後に全員で決めた目標。有言実行へ。エースを中心に団結力を高め、さらなる頂を目指す。

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