ソフト・ドラ1正義仰天キャッチボール ドラ3九鬼「今まで受けたことのない球」

 ソフトバンクのドラフト1位・田中正義投手(22)=創価大=が9日、格の違いを見せつけてプロ生活のスタートを切った。筑後ファーム施設で新人合同自主トレが始まり、キャッチボールでは軽めの投球ながら、5球団競合右腕は実力の片りんを披露した。

 「6から7割ぐらいの力で投げた。距離もそんなに離れていなかったので、少し落として。慌てがちになっちゃうんで満足してやめました」。ドラフト3位の九鬼(秀岳館)とキャッチボール。感覚を呼び覚ますように山なりの球を入れたり、強めに投げたりとバリエーションを付けた。

 この「軽めの投球」に仰天したのは誰よりも受け手の九鬼だ。高校日本代表の正捕手として今井(西武)、寺島(ヤクルト)らドラ1投手の球を受けてきた九鬼に「とにかく伸びがすごくて、どっしりきた。回転、勢い、重さと今まで受けたことのない球でした」と言わしめた。

 ブルペン入りは12日からの第2クール以降を予定。今後は2月1日のキャンプインに向けて、徐々にピッチを上げていく。

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