巨人W獲得決定的 森福、山口とW交渉 由伸監督の電話ラブコール2人に届いた

 巨人は11日、DeNAからFA宣言した山口俊投手(29)、ソフトバンクからFA宣言した森福允彦投手(30)と交渉を行った。球団の歴史上でも異例の同日“ダブル交渉”。高橋由伸監督(41)の電話ラブコールも功を奏し、2投手が今後、巨人入りを決断することは決定的となった。

 交渉役を務めた堤GMは、まず福岡市内のホテルで森福にアタック。背番号13と複数年契約を提示した。交渉の途中には高橋監督から電話で「優勝に向けて力を貸してほしい」とラブコールを送られ、大感激。巨人側の熱意を受け「初日からこういう声をいただくというのは、自分の中ですごいありがたいこと」と声を弾ませた。

 堤GMはその後、都内のホテルで山口と交渉。複数パターンの背番号と複数年契約を提示された右腕は「先発として頑張ってほしいと言われました」と満面の笑み。高橋監督からは電話で「先発として完投できるのは魅力に感じる」と伝えられ「前向きに考えさせていただきたいです」と返答した。

 ダブル交渉を終えた堤GMは「うちは本当にほしいんだよ、という気持ちをきちんと伝えたかった」と説明した。チームの補強ポイントだった先発投手と左のセットアッパーが加入する日は近い。

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