早実・清宮が高校通算72号、弾丸ライナーの3ラン「感触は完璧だった」

4回、右超えに本塁打を放つ清宮=ダイワハウススタジアム八王子
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 「秋季東京都高校野球大会・1回戦、早実10-1日本学園」(12日、ダイワハウススタジアム八王子)

 来春の選抜大会出場へ向け、早実は主将の清宮幸太郎内野手(2年)が「3番・一塁」で先発出場。高校通算72号となる3ランを放った。早実は七回コールド勝ちで2回戦(15日、市営立川球場)に進んだ。

 清宮は6-0とリードした四回1死二、三塁の第3打席で2ボールからの3球目、相手先発右腕の内角低めスライダーをたたき、弾丸ライナーで右翼ポール際の芝生席へ運んだ。

 推定飛距離は110メートル。清宮は試合後、この日の本塁打について、「2ボールだったので、それまでの配球から変化球が来ると思った。狙い通り打てて良かった。感触は完璧だった。(本塁打を)狙ったわけではないが、来る球をしっかり絞り込んで打った結果だった」と振り返った。通算72本塁打という数字に関しては、「それはあんまり気にしてないが、多い方がいいとは思うのでうれしいです」と語った。

 初回の第1打席は死球で出塁。2死無走者で2ボール1ストライクから内角球を右肘上付近に受けた。

 二回の第2打席は右飛。5-0の2死無走者で、初球の低めスライダーにややタイミングが合わず、打球は右翼フェンス前で失速した。

 本塁打の後の第4打席は9-1の六回2死無走者で、2番手右腕から右翼ポール際へのファウルを2本放ちながら四球で出た。

 試合中は主将として積極的にナインに声をかけ、守備では二回1死満塁のピンチで一塁ゴロをバックホームでの併殺に仕留めた。

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